Sponsored link

【福岡方言の一覧】博多弁・北九州弁・筑後弁の基本と「定番フレーズ」と「ランキング」を解説!

福岡といえば、美味しいグルメやコンパクトで住みやすい街並みが有名ですが、実は「言葉」も大きな魅力のひとつ。

「方言が可愛い都道府県ランキング」などでも常に上位にランクインする福岡の方言(博多弁)は、温かみがあり、人との距離をグッと縮めてくれる魔法の言葉です。

この記事では、他県民も思わずキュンとする定番フレーズから、福岡県民が標準語だと思い込んでいる「トラップ方言」まで、福岡方言の魅力をたっぷりとご紹介します。

1. これぞ福岡!絶対に知っておきたい定番フレーズ

まずは、テレビやSNSでもよく耳にする王道のフレーズをご紹介します。

語尾の柔らかさが特徴です。

福岡方言標準語の意味使用例・ニュアンス
なんしようと?何してるの?「今、なんしようと?」と電話の第一声でよく使われます。「と」の響きが親しみやすさを演出します。
好いとーよ好きだよ告白だけでなく、モノに対しても「このラーメン、好いとーちゃんね」と使います。
〜ばい / 〜たい〜だよ / 〜だよね「行くばい!(行くよ!)」「そうたい!(そうだよね!)」など、自分の意思を強調したり同意を求めたりする時に活躍します。
ばり / ちかっぱとても / すごく「ばり美味しい」「ちかっぱ疲れた」のように強調する時に使います。「ちかっぱ」は「力いっぱい」が語源と言われています。
sponsored link

2. 県外の人は要注意!?勘違いしやすい「トラップ方言」

福岡県民本人は「完全に標準語だ」と思い込んで使っているのに、他県の人には通じない、あるいは違う意味で伝わってしまう言葉があります

  • なおす(片付ける)

    • 標準語の勘違い: 「修理する」

    • 解説: 福岡で「これ、なおしとって」と言われたら、修理に出すのではなく「元の場所に片付けておいて」という意味です。職場でよくすれ違いが起きる言葉の代表格です。

  • からう(背負う)

    • 標準語の勘違い: 「からかう?」「辛い?」

    • 解説: ランドセルやリュックサックを背負うことを「からう」と言います。「ランドセルからって学校行きなさい」は福岡の定番の朝の風景です。

  • はわく(掃く)

    • 標準語の勘違い: (意味が推測しづらい)

    • 解説: ほうきでゴミを掃くことを「はわく」と言います。「レレレのおじさん」は福岡県民からすると「道をごみではわいているおじさん」になります。

3. 会話を柔らかくする魔法の接続詞「〜けん」

福岡方言の魅力を語る上で外せないのが「〜けん(〜だから)」という接続詞です。

「明日早いけん、もう帰るね」

「雨降りようけん、傘持っていきりーよ」

標準語の「〜だから」に比べて、角が立たず、相手を気遣うような優しい響きになりませんか?

この「〜けん」が自然に出るようになれば、あなたも立派な福岡県民(?)です。

sponsored link

3. 博多弁だけじゃない!福岡県内のエリア別「三大方言」

福岡の方言と聞くと「博多弁」をイメージする方が多いですが、実は県内は大きく分けて「福岡・北九州・筑後」の3つのエリアに分類され、言葉の響きも大きく異なります。

福岡エリア(博多弁)

メディアなどで最もよく耳にする、いわゆる「福岡の方言」です。

全体的に語尾が柔らかく、丸みを帯びたイントネーションが特徴です。

  • 主な特徴: 「〜と?」「〜ばい」「〜けん」を多用する。

  • 雰囲気: 親しみやすく、少し甘えるような優しい響き。

Sponsored link

北九州エリア(北九州弁)

山口県や中国地方の方言の影響を強く受けており、博多弁とは全く異なるエネルギッシュな言葉です。語気が強く聞こえることもありますが、裏表のないサッパリとした人情味があります。

  • 主な特徴: 語尾に「〜っちゃ」「〜っち」がつく。

  • 代表的な言葉:

    • 「いいっちゃ(いいよ、大丈夫だよ)」

    • 「なんしとん?(何してるの? ※博多弁の「なんしようと?」にあたる)」

    • 「だめっち!(だめだってば!)」

筑後エリア(筑後弁)

久留米市や柳川市などの県南部で使われる方言です。隣接する佐賀県や熊本県の言葉と似た特徴を持ち、のんびりとした独特の温かみと訛りがあります。

  • 主な特徴: 「〜ごたる」「〜ばってん」などをよく使う。

  • 代表的な言葉:

    • 「雨の降りようごたる(雨が降っているみたいだ)」

    • 「そうばってん(そうだけど)」

    • 「がばい(とても ※佐賀弁と同じく筑後エリアでも使われます

博多弁 人気&定番フレーズ トップ10

Sponsored link

1. なんしようと?(何しているの?)

  • 例文: 「今、なんしようと? 暇ならご飯行かん?」

  • 解説: 電話やLINEの第一声で必ずと言っていいほど使われる、博多弁の代名詞です。語尾の「と」が親しみやすさを生み出します。

2. ばり(とても・すごく)

  • 例文: 「このお店のラーメン、ばり美味しいね!」

  • 解説: 標準語の「超」や「めっちゃ」と同じ感覚で使います。若者から大人まで、日常的に最もよく耳にする強調表現です。

Sponsored link

3. とっとーと?(取っているの?)

  • 例文: 「ねえ、この席とっとーと?(この席、誰か場所取りしてる?)」

  • 解説: 「と」が連続する独特のリズムが面白いと、他県民によく驚かれる言葉です。「確保しているの?」という確認で使われます。

4. 〜けん / 〜やけん(〜だから)

  • 例文: 「明日朝早いけん、今日はもう帰るね」

  • 解説: 理由を伝える時の定番の接続詞。標準語の「〜だから」に比べて角が立たず、会話全体を柔らかい印象にしてくれます。

Sponsored link

5. 好いとーよ(好きだよ)

  • 例文: 「あんたのこと、ばり好いとーよ」

  • 解説: 告白の定番フレーズとして全国的にも有名です。恋愛だけでなく、「この曲、好いとーっちゃんね」のようにモノや趣味に対しても使います。

6. なおす(片付ける)

  • 例文: 「使ったハサミ、引き出しになおしとってー」

  • 解説: 壊れたものを「修理する」わけではなく、「元の場所にしまう・片付ける」という意味です。県外の人に最も勘違いされやすいトラップ方言の筆頭です。

Sponsored link

7. あーね(あぁ、なるほどね)

  • 例文: 「昨日〇〇に行ったっちゃん」「あーね!」

  • 解説: 若者を中心に使われる非常に便利な相槌。「あぁ、なるほどね」「そうなんだね」という共感を極限まで短縮した言葉です。

8. ちかっぱ(ものすごく・限界まで)

  • 例文: 「今日の仕事、ちかっぱ疲れた…」

  • 解説: 「ばり」よりもさらに上の、最上級の強調表現です。「力いっぱい」が語源と言われており、感情を強く込めたい時に使います。

Sponsored link

9. しゃあしい(うるさい・うっとうしい)

  • 例文: 「外の工事の音がしゃあしいね」

  • 解説: 音が物理的にうるさい時や、面倒くさくて煩わしい時に使います。少しネガティブな感情を吐き出す時の言葉です。

10. よかよ(いいよ・大丈夫だよ)

  • 例文: 「これ、ひとつ貰ってもいい?」「よかよー!」

  • 解説: 許可や同意を表す言葉。標準語の「いいよ」よりもさらに包容力があり、言われた側がホッとするような温かい一言です。

sponsored link

北九州弁 人気&定番フレーズ トップ10

Sponsored link

1. 〜っちゃ(〜だよ)

  • 例文: 「これでいいっちゃ!」「そうなんっちゃね〜」

  • 解説: 北九州弁の代名詞とも言える語尾です。博多弁の「〜ばい」「〜たい」にあたる言葉で、自分の意思を強調したり、相手に同意を求めたりするときに頻繁に使われます。

2. なんしとん?(何しているの?)

  • 例文: 「今、なんしとん? 暇なら遊ばん?」

  • 解説: 博多弁の「なんしようと?」にあたる言葉です。「〜とん?」という響きが、博多弁よりも少しシャープでエネルギッシュな印象を与えます。

Sponsored link

3. 〜け / 〜けーん(〜だから)

  • 例文: 「明日早いけ、今日はもう帰るね」

  • 解説: 理由を伝える接続詞です。博多弁では「〜けん」と言いますが、北九州では「ん」が抜けて「〜け」となったり、語尾を伸ばして「〜けーん」となったりするのが特徴です。

4. 〜っち(〜だってば / 〜って)

  • 例文: 「だめっち!」「行くっち言いよるやん(行くって言ってるじゃない)」

  • 解説: 「〜っちゃ」と同じくらいよく使われます。相手に強く主張したい時や、誰かの言葉を引用する時に使われ、少し気の強さや真っ直ぐさが表れる言葉です。

Sponsored link

5. 〜ちゃる / 〜ちょる(〜してあげる / 〜している)

  • 例文: 「私がやっちゃるけ、座っとき(私がやってあげるから、座っておきなさい)」

  • 解説: 標準語の「〜してあげる」が変化した言葉です。北九州の人のお世話好きで面倒見のいい、姉御肌・兄貴肌な県民性が透けて見える頼もしいフレーズです。

6. すいとる(好きだよ)

  • 例文: 「あんたのこと、ばり好いとるよ」

  • 解説: 博多弁の「好いとー」に対して、北九州エリアでは「好いとる」と言います。丸みのある博多弁に比べ、少し大人っぽく、落ち着いた愛情表現に聞こえます。

Sponsored link

7. かてて / かたる(仲間に入れて / 参加する)

  • 例文: 「そのゲーム、私にもかてて!」

  • 解説: 主に子どもたちが遊びの輪に入る時に使う定番フレーズです。大人になると「今日の飲み会、私もかたるわ(参加するわ)」というように変化します。

8. えらい(疲れた・きつい)

  • 例文: 「今日の仕事は、ばりえらかった〜」

  • 解説: 偉い(素晴らしい)という意味ではなく、肉体的・精神的に「疲れた」という意味です。中国地方や関西地方の言葉が海を越えて混ざり合った、北九州ならではの方言です。

Sponsored link

9. せからしい / しゃあしい(うるさい・煩わしい)

  • 例文: 「あーもう、せからしいね! 静かにしとき!」

  • 解説: 音がうるさい時や、物事が面倒くさい時に使います。お母さんが子どもを叱る時の定番フレーズでもあり、少し語気は荒いですが日常的に飛び交う言葉です。

10. くらすぞ(殴るぞ / 痛い目に遭わすぞ)

  • 例文: 「いい加減にせんと、くらすぞ!(笑)」

  • 解説: ヤクザ映画などの影響で「北九州=怖い」というイメージを持たれる原因にもなった言葉で、語源は「食らわす」です。しかし実際には、本気で怒っている時よりも、親しい友人同士の冗談やツッコミとして(笑いながら)使われることが多い言葉です。

筑後弁 人気&定番フレーズ トップ10

Sponsored link

1. 〜ごたる(〜みたいだ・〜のようだ)

  • 例文: 「明日は雨の降りようごたるね(明日は雨が降るみたいだね)」

  • 解説: 筑後弁を代表する特徴的な語尾です。推量や比喩を表す言葉で、のんびりとした響きが会話全体をとても柔らかくしてくれます。

2. いっちょん(全然・全く)

  • 例文: 「言っとる意味が、いっちょん分からん(言っている意味が、全然分からない)」

  • 解説: 否定の言葉と一緒に使われる定番フレーズです。博多弁でも使われますが、筑後エリアでは特によく耳にする便利な表現です。

Sponsored link

3. がばい(とても・すごく)

  • 例文: 「このうどん、がばい美味しかね!」

  • 解説: 「がばいばあちゃん」などで佐賀弁のイメージが強い言葉ですが、県境を接する筑後エリアでも日常的に使われます。博多の「ばり」、北九州の「ちかっぱ」にあたる強調表現です。

4. ほんなこて / ほんなこつ(本当に)

  • 例文: 「ほんなこて、良かったねぇ(本当に良かったねぇ)」

  • 解説: 驚いた時や、心から共感した時に使います。「本当」と言うよりも、より深く、しみじみとした感情が伝わってくる温かい言葉です。

Sponsored link

5. 〜ばってん(〜だけど・〜しかし)

  • 例文: 「そうばってん、仕方なかよ(そうだけど、仕方ないよ)」

  • 解説: 逆接の接続詞です。九州全域で広く使われる言葉ですが、筑後エリアでは特に会話の繋ぎとして頻繁に登場します。

6. さるく(歩き回る・うろうろする)

  • 例文: 「休みの日は、よく町をさるきよる(休みの日は、よく町を歩き回っている)」

  • 解説: 目的もなくぶらぶらと歩いたり、散歩したりすることを指します。響きが可愛らしく、のんびりした情景が目に浮かぶような方言です。

Sponsored link

7. えずい / えずか(怖い)

  • 例文: 「あの犬、めちゃくちゃ吠えるけんえずか〜(あの犬、めちゃくちゃ吠えるから怖い)」

  • 解説: 恐怖を感じた時や、気味が悪い時に使います。お化け屋敷や雷など、何かに怯えている時に子どもから大人までよく使います。

8. そげん / どげん(そんなに / どんなに)

  • 例文: 「そげん急がんでもよかよ(そんなに急がなくてもいいよ)」

  • 解説: 状態や程度を指す言葉です。宮崎県の「どげんかせんといかん」で全国的に有名になりましたが、筑後地方でも日常会話に欠かせないワードです。

Sponsored link

9. はがいか / はがしい(悔しい・歯痒い)

  • 例文: 「試合に負けて、がばいはがいか!(試合に負けて、すごく悔しい!)」

  • 解説: 思い通りにならずイライラする時や、悔しい思いをした時に使います。「歯痒い(はがゆい)」が語源となっており、感情をストレートに表現する言葉です。

10. ほとめく(おもてなしをする)

  • 例文: 「よう来んしゃったね、ほとめくけん上がっていき(よく来たね、おもてなしするから上がっていきなさい)」

  • 解説: 特に久留米市周辺で大切にされている、温かい人情を表す言葉です。久留米市には「ほとめき通り」という名前の商店街もあるほど、地元の人々のホスピタリティを象徴する素敵な方言です。

sponsored link

まとめ:言葉を通して伝わる福岡の県民性

福岡の方言が愛される理由は、ただ語感が可愛いからだけではありません。

その言葉の根底には、おおらかで人懐っこく、お祭りが好きな福岡の県民性が根付いています。

福岡を訪れた際や、福岡出身の人と話す機会があれば、ぜひ「なんしようと?」や「美味しいばい」と、少しだけ方言を交えてみてください。

きっと、心の距離がいつもより早く縮まるはずですよ。

Sponsored Link

sponsored link
sponsored link