【重い と 重たい】&【眠い 眠たい】の違いと使い分け

「重い」と「重たい」。
「眠い」と「眠たい」。

「た」が付かない場合と「た」が付く場合。それぞれの違いは次の通りです。

  • 【重い】重いことに苦痛を感じない。
  • 【重たい】重いことに苦痛を感じる。
  • 【眠い】眠いことに苦痛を感じない。
  • 【眠たい】眠いことに苦痛を感じる。

このページでは、「重い」と「重たい」や「眠い」と「眠たい」など、「た」の有る無しで意味が微妙に異なってくる言葉について解説しています。



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【重い と 重たい】&【眠い 眠たい】の違いと使い分けを解説

【重い】と【重たい】重いことに苦を感じるかどうか

一つ質問します。10円玉が一枚と10円玉が十枚、どちらが重いですか?

言うまでもありませんね。10円玉が十枚の方が重いに決まってます。

では、もう一つ質問します。十枚の10円玉は持ち上げるのが大変でしたか?

手に怪我を負っている人でなければ十枚の10円玉を持ち上げることなど苦もなくできるはずです。十枚の10円玉は持ち上げるのが大変だったということはまずないでしょう。

このように重さに対して苦を感じない時や、どれほど重いかを強調する必要がないほどの時には「重い」を使います。だから「十枚の10円玉が重たい」とは言いません。

一方、大きなスイカの場合はどうでしょうか。

よほど腕力に自信のある人でなければ、持ち上げるのは大変なはずです。その重さにちょっとした苦痛を感じるはずです。スイカの重さを誰かに訴えたくなるかも知れません。

このように重さに対して苦痛などの感情を抱く場合や、重さをことさら強調したい時には「重たい」を使います。

ただし「重い」と「重たい」の間に、それほど厳密な使い分けの区別があるわけではありません。

【眠い】と【眠たい】眠いことに苦を感じるかどうか

「眠い」と「眠たい」のケースも、「重い」と「重たい」のケースと同じです。両者の間にある違いのポイントは苦痛を感じないか感じるかです。

就寝直前に「眠い」のは当たり前のことです。不眠に悩む人からすれば就寝前に「眠い」のはうらやましいくらいかも知れません。だからこのような場合は「眠い」です。

しかし、徹夜で仕事や勉強を仕上げなければならない時。車の運転をしている時。こんな時に眠くなったらそれは困ります。

本来、眠くなってはいけない場面で眠くなるのは苦痛です。眠さを誰かに訴えたい。この眠さから逃れたい。

そのように苦痛を感じる時には「眠たい」です。

朝までに仕上げなければならない仕事がたくさん残っているのに眠たい。運転中にもかかわらず眠たい・・・等となります。

【た】がつくことで苦を感じるその他の例、そして例外

「た」の有る無しで、苦痛を感じていることを言い表す言葉は他にもあります。

例えば「煙い」と「煙たい」

何百メートルも離れたところにある家の庭先で誰かが焚き火をして、その煙の一部が自分の家までただよって来ても「煙い」程度で済むかも知れません。

しかし、焚き火をしているのが隣の家の庭だったらどうでしょうか。「煙い」というよりも「煙たい」と言って、煙いことに苦情を言いたくなるのではないでしょうか。

一方で例外も存在します。「冷たい」です。

真冬の早朝。それも冷え込みが厳しい日の朝に水で洗顔するのは苦痛です。だから寒い日の朝の水は「冷たい」です。

しかし一方で真夏。一仕事を終えた後に飲むビールの最初の一杯は、ビールが好きな人にとって筆舌に尽くせぬほどのうまさですが、この場合でも「冷たい」です。

「冷たい」ビールとは言っても「冷い」ビールとは言いません。そもそも「冷い」という言葉は存在しません。

特殊なケースとしては「軽い」があります。

「軽い」とは言っても「軽たい」という言葉は存在しません。

これは「重い」ことに苦痛を感じるケースがあっても「軽い」ことに苦痛を感じるケースはほとんどないことから「軽たい」という言い回しが出来なかったのかも知れません。

【重い と 重たい】&【眠い 眠たい】の違い、まとめ

「重い」と「重たい」。「眠い」と「眠たい」。それぞれの違いの区別、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。

区別のポイントを以下にまとめましたので頭の中の整理に活用してください。

  • 【「た」がない】苦痛を感じない。
  • 【「た」がある】苦痛を感じる。
  • 【例外】「冷たい」「軽い」



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