「町」と「街」の違いと使い分け方をシンプルに区別する3つのポイント

同じ「まち」と発音する言葉でありながらも、違いや使い分けに迷うことが多い「町」と「街」という悩ましすぎる二つの漢字。このページでは「「町」と「街」をシンプルに区別する3つのポイントを示しつつ、二つの言葉の違いについて詳しく解説しています。

「町」と「街」の違いをシンプルに区別する3つのポイント

  1. 商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋は【街】
  2. それ以外は【町】
  3. 迷った時は【町】を選べば間違いない



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「町」と「街」の違いと使い分け方を解説

「町」と「街」をそれぞれ「ちょう」と「がい」と読む場合、二つの漢字の意味の違いは明確です。しかし、これら二つの漢字を「まち」と読んだ途端に、意味の違いが見えなくなってしまう「町」と「街」。

上に示した「町」と「街」の違いをシンプルに区別する3つのポイントについて、より詳しい解説をいたします。

【街】商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋

大半の国語辞典では「町」と「街」を区別していませんが、小・中学生向けの国語辞典の一部では「町」と「街」をはっきりと区別して記述しています。

そして「町」という言葉を説明する記述には様々なものがありますが、「街」」という言葉を説明する記述は、ほぼほぼ次の一点のみです。

【街:商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋】

よって、このような場所を書き表す場合は「街」を使いましょう。

それ以外は【町】

上に述べた通り「街」の使い方はこれではっきりしました。では「町」はどのような場合に使ったら良いのでしょうか。

「町」という言葉を説明する記述は様々です。これらを一つひとつ読み解いてゆくと混乱が増すばかりです。

このページをご覧になっている方の多くは、「町」と「街」を正しく使い分けることが目的のはずです。その目的達成を最優先し、ここはシンプルに理解を進めてください。

【商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋】以外が「町」

言い換えると「街」以外が「町」。このように覚えてしまってください。

参考までに、多くの国語辞典が定義している【町】の言葉の意味には次のようなものがあります。

  1. 人々が住む住宅などが多く集まっている区域。
  2. 地方公共団体の一つ。市区町村のうちの町。
  3. 市区町村(地方公共団体)を構成する小区画。
  4. 商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋

そして4つ目についてだけは「街とも書く」としています。

迷った時は【町】を選べば間違いない

しかし、商店と住宅が混在している場所。住宅用の高層ビルが立ち並んでいる場所などは「町」と「街」のどちらを選んだらよいのか判断に迷うところです。

もし迷った場合は「町」を使ってください。

『広辞苑』をはじめとして多くの国語辞典では「まち」という言葉に基本的にあてられる漢字は「町」だけとしています。「街」については「街とも書く」と付記されていてオマケ扱いである場合が少なくありません。

この考え方は、常用漢字の前身である当用漢字において「まち」と読むのは「町」だけとしていたことの名残りです。もともとは「まち」と読む漢字は「町」だけでした。

そして今も「街」が【商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋】だけを表す言葉であるのに対して「町」は【人々が住んでいる住宅が立ち並んでいる区域】にも【商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋】にも使えます。

よって、繰り返しになりますが迷った場合は「町」を使ってください。

「町」と「街」の違いと使い分け方、まとめ

以上、とても抽象的な解説が続いてしまいました。抽象的な説明ばかりだとイメージもつきにくいかと思います。

そこでこのページの最後に「町」と「街」それぞれの漢字の具体的な用法を信頼できる資料から引用しつつ、このページの解説のポイントを再びまとめてみます。

このページをご覧くださった方が「町」と「街」を正しい使い分けをご理解いただければ幸甚に存じます。

【町】町と村、町ぐるみの歓迎、町役場、下町
【街】街を吹く風、学生の街、街の明かり
出典:国語審議会『異字同訓の漢字の用法』

【町】裏町、下町、城下町、町方、町ぐるみ運動、町と村、町外れ、門前町
【街】学生の街、街角、街筋、街の声、街の灯、街行く人々、街を吹きぬける風
出典:新聞協会編『新聞用語集』

商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋 人々が住んでいる住宅が立ち並んでいる区域
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  1. 商店やビルが立ち並んでいるにぎやかな道筋は【街】
  2. それ以外は【町】
  3. 迷った時は【町】を選べば間違いない



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