「直す」と「治す」の違いは、たった一つのポイントを知れば簡単に区別がつきます。そしてそのポイントさえ知っていれば「癖や性格をなおす」という言い方をする場合の使い分けも簡単に判断できるようになります。このページではそのポイントをお伝えしています。
このページの目次
「直す」と「治す」の違いをシンプルに区別する3つのポイント
- 【治す】身体の病気や怪我がもとの健康・良好な状態に戻すこと
- 【直す】治す以外!ものごと全般をもとの良好な状態に戻すこと
- 【ポイント】病気や怪我か、それ以外かで区別する
「直す」と「治す」の違い解説
治す:身体の病気や怪我がもとの健康・良好な状態に戻すこと
治すことは「治療」。治ることは「治癒」と言い換えることができます。
「治療」「治癒」両方の熟語とも「治す」の「治」が含まれており、身体の病気や怪我の回復をあらわす言葉です。
「治療」「治癒」に通じる言葉が「治す」や「治る」。だから「治療」「治癒」と同じように身体の病気や怪我の回復を意味する言葉と理解してください。
直す:治す以外!ものごと全般をもとの良好な状態に戻すこと
「治療」や「治癒」という言葉を使わない分野。身体の病気や怪我以外の「なおす」「なおる」はすべて「直す」「直る」です。
区別するポイントは一点。病気や怪我か、それ以外か。ここだけです。
癖や性格を「なおす」場合は「直す」と「治す」のどっち?
- 【癖】直す
- 【性格】直す
癖を「なおす」、性格を「なおす」。どちらも「直す」を用いるのが正解です。癖や性格は病気や怪我ではないからです。身近に病的なほど困った性格の人がいるかも知れませんが、それは病的というだけで病気ではありません。
ただし・・・
問題のある癖や性格をよくよく調べてみたら病気が原因だったというケースもあるかも知れません。そして医療に頼らなければその癖や性格はなおらないとしましょう。
このような場合はどうなると思いますか?
こんな場合でも、やっぱり癖や性格はあくまでも「直す」です。そして問題のある癖や性格の原因となっている病気を「治す」ということになります。
「直す」と「治す」の違い&癖や性格を「なおす」の使い分け、まとめ
「直す」と「治す」の違いを区別する方法。そして癖や性格を「なおす」の場合の「直す」と「治す」使い分け。両方ともポイントは「病気か怪我か」「それ以外」かです。
- 【治す】身体の病気や怪我がもとの健康・良好な状態に戻すこと
- 【直す】治す以外!ものごと全般をもとの良好な状態に戻すこと
- 【ポイント】病気や怪我か、それ以外かで区別する
- 【癖】直す
- 【性格】直す