新潟県は北陸?中部地方と北陸地方の違いを地図で一瞬にして解説

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新潟県、富山県、石川県、福井県の日本海側に面している4県は中部地方に含まれますが、では北陸地方には富山県、石川県、福井県と一緒に新潟県も含まれるのか?文章で書くとややこしくなる「中部地方」と「北陸地方」の違いを一目で理解できる地図を用意しました。

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「中部地方」と「北陸地方の違いが一目でわかる地図

「中部地方」と「北陸地方」の違いは、以下の地図をご覧になれば一目瞭然。「中部地方」が日本海側に面した県から内陸部を経て太平洋側に面している県まで広い範囲を網羅しているのに対して「北陸地方」は富山県、石川県、福井県の3県のみのエリアの呼び名です。

なお、同じ「中部地方」の中の日本海側に面した県でありながら、新潟県だけは「北陸地方」には含まれません。(新潟県を「北陸地方」に含める場合もありますが、それはかなりレアなケース。一般的には新潟県は「北陸地方」には含まれません)

何故、新潟県は北陸地方から仲間はずれにされるのか

有名な「箱根の山は天下の険♪」という唱歌を一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。この歌詞に含まれている「天下の険(てんかのけん)」という言葉は、地形的に超えがたい難所を意味しています。

現代の静岡県と神奈川県の県境に位置する箱根は、相模湾に面しているものの海沿いは断崖絶壁。陸側は陸側で人が歩いて通るにはあまりにも険しい山々がそびえ立っているため、現代の静岡県と神奈川県の間の往来は困難を極めました。

実はこの箱根の山に匹敵するかそれ以上の「天下の険」が、富山県と新潟県の間に立ちはだかっています。新潟県の最西端、富山県との県境近くにある「天下の険」、親不知(おやしらず)海岸、子不知(こしらず)海岸です。

この日本海に面した天下の難所の存在が、北陸から新潟を分断し、新潟を文化的に北陸とは異なるエリアと認識させているという説があります。新潟県は北陸地方から仲間はずれにされるのは「天下の険」の影響が小さくないようです。

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