【言い換え】ビジネスシーン時にギリギリは使用できる?取引先や社内で最適な言い換えはこれ!

普段よく耳にする「ギリギリ」という言葉ですが、ビジネスの場においては「ギリギリ間に合いました!」など、「ギリギリ」という言葉を使うのはあまりふさわしくありません。

仲の良い同期や後輩などに使用する場合は気にする必要ありませんが、ビジネスシーンで取引先の方や上司に使用するには少々カジュアルな印象を与えてしまいます。

そこでこの記事では、「ギリギリ」という言葉をビジネスシーンで使用したい場合の、丁寧語や類語などへの言い換えをご紹介します。

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ビジネスのギリギリとは

ビジネスシーンにおいては、打ち合わせや会議の日時、商品の納期や提出日など「期日」が設けられていることが多いです。

もちろん期日に間に合わせることは当然ですが、事情によっては「期日ギリギリ」になってしまうこともあるでしょう。

そんなとき場面で「ギリギリ」を使用したい場合は、他の言葉に言い換えることをおすすめします。

そもそも「ギリギリ」とはどういう意味なのでしょうか?

ぎり-ぎり【限り限り】
限度いっぱいで、それ以上余地がないこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉

限度いっぱいで、それ以上余地がない、つまり「余裕がない」ということですね。

かなり切羽詰まった印象を受けますが、ビジネスシーンでは、このような状況はよく見受けられます。

では、「ギリギリ」という言葉はどのようなときに使うのでしょうか?いくつか見てみましょう。

  • ギリギリ予算内に収まります。」
  • 「納品できるのが期日ギリギリになってしまいそうです。」
  • ギリギリ会議に間に合いました。」

このように、金額や時間などに余裕がない状況で使用することが多いと思います。

切羽詰まった状況のときに使用する「ギリギリ」という言葉は、ビジネスシーンにおいては少々軽い印象を与えてしまいます。

相手にあまりよくない印象を与えてしまうかもしれないので、ビジネスの場では他の表現を使用して言い換えるようにするとよいでしょう。

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ビジネスシーンで時間ギリギリを言い換える方法

ビジネスシーンにおいては相手との約束の時間や納期など、「時間ギリギリ」という表現を使用したい場面は多くあるかと思います。

そのようなときには「ギリギリ」という表現ではなく、他の言葉に言い換える方がよいでしょう。

どのように言い換えることができるのでしょうか?ビジネスシーンでよく使うことが想定される「時間ギリギリ」を言い換える方法を見てみましょう。

すれすれ

  • 「電車が遅れたが、なんとか会議が始まる時間すれすれに間に合った。」
  • 「彼が約束の時間すれすれに到着した。」

すれすれ[擦擦・摩摩] 
「触れ合いそうなほど近いこと。もう少しで、ある基準・限界に達しそうなこと」

出典:精選版 日本国語大辞典

ギリギリ」も「すれすれ」もどちらも限界に近い状況を表す言葉なので、言い換えることができます。

かろうじて

  • 「彼は開始時間にかろうじて間に合った。」
  • 「彼女は商談の時間までにかろうじて資料を作成することができた。」

かろうじて[辛うじて] 
 (「からくして」の変化した語)実現の困難なことを実現した、そのしかたに余裕がほとんどないさまを表わす語。どうやらこうやら。やっとのことで。ようやく。からくも。

出典:精選版 日本国語大辞典

漢字からもわかるように「からくして」が変化した語です。「ギリギリ」の他に「なんとか~」「どうにか~」なども同様の使い方ができます。

寸前・直前

  • 「締め切り寸前で書き終えた。」
  • 「会議の開始直前に到着した。」

すんぜん[寸前] 
ほんのちょっと前。すぐ前。直前。空間的な場合にも、時間的な場合にも用いられる。

ちょくぜん[直前]
ある時になるすぐまえ。事の起こるすぐまえ。物のすぐ前の位置。

出典:精選版 日本国語大辞典

「寸前」も「直前」もどちらも時間的な場合に使用され、すぐ前であることに変わりはありませんが、「寸前」の方がより“ある時”に近いと言えます。

このように、「すれすれ」「かろうじて」「寸前」「直前」など、「時間ギリギリ」と同じような意味をもつ言葉はいくつかあります。

状況に合わせて適切に言い換えるようにしましょう。

ギリギリを言い換える(メール・手紙)

ビジネスメールや手紙などの文書で伝える場合も、やはり「ギリギリ」という表現は避けるべきでしょう。

例えば次のような状況の場合、どのように言い換えればよいでしょうか?

  • 「期限ギリギリの対応になってしまいます。」
    →「締め切り間際の対応になってしまいます。」

どちらも同じような意味の文ですが、「間際」の方がビジネスの場面にはふさわしいでしょう。

「間際」の代わりに「直前」に言い換えることもできます。

  • 「到着時間が会議開始ギリギリになりそうです。」
    →「到着が会議開始時間目前となりそうです。」

ギリギリ」を「目前」に言い換えることで、ビジネスメールや手紙などの文書でも違和感がありません。

  • 「品質チェックにギリギリ通過しました。」
    →「品質チェックにかろうじて通過しました。」

マイナスなイメージの事柄を伝えなければいけない場合に「ギリギリ」という表現を使用すると、相手の気分を損なってしまうかもしれません。「かろうじて」などと言い換えることで、少しでもイメージを良い方に向かわせることができるでしょう。

ビジネスにおいてメールや手紙で「ギリギリ」という表現を使用したい場合は「間際」「かろうじて」「目前」など、ビジネス向きの言葉で言い換えるようにするとよいでしょう。少しでも印象を良くすることができます。

直接会話するのとは違い、メールや手紙は相手の顔が見えないので、相手の気分を損なわないよう配慮することが必要です。

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ギリギリを言い換える(日常会話)

ギリギリ」という言葉は軽い印象を与えてしまうので、ビジネスシーンにおいては、日常会話であっても取引先の方や上司に対して使用するべきではないでしょう。

適切な表現に言い換えて相手に少しでも良いイメージを持ってもらうことが大切です。

それではビジネスシーンでの日常会話の場合、「ギリギリ」をどのように言い換えればよいでしょうか?具体的な例を見てみましょう。

  • 「この価格は予算ギリギリです。」
    →「この価格は予算の上限額です。」「この価格が限界です。」

ビジネスシーンでの日常会話において、金額についての話が出ることはよくあります。

ギリギリ」という表現では軽い印象を与えてしまうので、「上限額」や「限界」などの言葉に言い換えるとよいでしょう。

  • 「書類の提出が期限ギリギリになってしまい申し訳ありません。」
    →「書類の提出が期限直前になってしまい申し訳ありません。」

特にこのような謝罪をする場面では「ギリギリ」というようなカジュアルな言葉は選ぶべきではありません。「直前」などの言葉に言い換えるだけで誠実さが伝わります。

  • 「いつもの時間のバスにギリギリ乗ることができました。」
    →「いつもの時間のバスに間一髪で乗ることができました。」「いつもの時間のバスにかろうじて乗ることができました。」

このような会話も日常的に交わされると思います。やはり取引先や目上の方に対してはビジネスにふさわしい言葉に言い換えることが適切でしょう。

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ビジネスでの人数ギリギリを言い換える方法・例文

ビジネスシーンにおいて、「人数ギリギリ」という状況はよくあります。

人数に使用する場合の「ギリギリ」の言い換え表現はどのようなものがあるのでしょうか?その例文と言い換え方法を見てみましょう。

  • 「ギリギリの人数で対応しているので、これ以上請け負うことは難しいです。」
    →「現在請け負っている仕事で手一杯の状況なので、これ以上は難しいです。」

「手一杯」という言葉は“その仕事だけで、それ以上余裕がない状態”を表します。

ビジネスの場では「ギリギリ」から言い換えるのに適切な言葉といえるでしょう。

  • 「募集人数ギリギリなので、あと数名で締め切らせていただきます。」
    →「募集人数の制限を超えそうなので、あと数名で締め切らせていただきます。」

「制限」という言葉は、事柄や物質の限界を表わすことを意味します。人数に関する場面にも使用でき、ビジネスシーンにもよく使われる言葉なので、言い換えにはふさわしい言葉です。

ビジネスシーンでの精神・限界ギリギリ時を言い換える方法・例文

ビジネスシーンでは、業務量が多すぎたり、ストレスを抱えたりすることで、精神的に限界ギリギリの状態になってしまうことがあるかもしれません。

そのような場合「ギリギリ」という言葉を使用せず表現するにはどのような方法があるでしょうか?いくつか挙げてみます。

「精神的限界に達する」「精神的に追い詰められる」「重圧に押しつぶされそう」「心がくじけそう」「これ以上耐えられない」

これらのように、「限界ギリギリ」と同じような意味を持つ表現は色々あります。

  • 「この1か月毎日残業が続いて、限界ギリギリです。」
    →「この1か月毎日残業が続いて、これ以上耐えられません。」
  • 「上司から毎日叱責され、限界ギリギリです。」
    →「上司から毎日叱責され、心がくじけそうです。」

このように言い換えることができます。

「限界ギリギリ」は“あと少しで大事に至りそうな状態”のことを言いますが、出来ることならこのような状態になる前に早めに対処したいものですね。

まとめ

ここまでビジネスシーンにおける様々な「ギリギリ」の言い換え方法や例文をご紹介してきました。

「時間」や「金額」、「気持ち」に至るまで、様々なシーンで「ギリギリ」という言葉は使用されます。

仕事上では特に「ギリギリ」の状況は避けたいものですが、やむを得ないときもあるでしょう。

ギリギリ」という言葉はプライベートで使用するには問題ありませんが、取引先の方や上司などがいるビジネスの場にはふさわしくありません。

今回ご紹介しただけでも、「すれすれ」「かろうじて」「寸前」「直前」「間際」「目前」「上限」「限界」「間一髪」「手一杯」「制限」など、「ギリギリ」と同じような意味をもつ言葉はたくさんあります。

本記事を参考にしていただき、ビジネスの場にふさわしい言葉選びをするように心掛けましょう。