「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の意味と違いを解説

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「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」は、どれもシャンプー後に使うものですが、明確な違いがわからない人もいるでしょう。簡単にまとめると、それぞれ以下のような役割があります。

  • 【リンス】髪の滑りを良くしてパサつきや痛みを防ぐ
  • 【コンディショナー】髪の滑りを良くしてパサつきや痛みを防ぐ
  • 【トリートメント】髪の内部にまで浸透してケアする

なんと、「リンス」と「コンディショナー」の意味は同じなのです。ここでは、「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の意味と違いについて、更に詳しく解説していきます。

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「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の意味

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「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の洗髪料としての意味

洗髪剤を始め生活用品を多く扱う花王株式会社では、「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の意味を以下のように解説しています。

一般に、リンスとコンディショナーはどちらも、主に髪の表面をなめらかにするものです。(一部割愛)
一方、トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えるもの。

出典:花王株式会社

https://www.kao.com/jp/qa_cate/shampoo_02_02.html

冒頭の通り、「リンス」と「コンディショナー」は名称こそ違いますが、意味や役割に差はなく、髪の表面に作用する洗髪剤になります。どちらも髪が濡れている状態で、表面に吸着しやすい成分を使用することによって、髪を滑らかにしています。

一方、髪の内部にまで浸透する機能がついた洗髪剤が「トリートメント」です。浸透力のある補修成分が含まれています。

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「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の言葉としての意味

「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」は、洗髪剤の分類以外にも、単語としての言葉の意味があります。

【リンス】
洗髪後、シャンプー・せっけんのアルカリ分を中和させたり、髪に油分を与えたりするために、レモン汁やオリーブ油などですすぐこと

【コンディショナー】
調節装置

【トリートメント】
日常的な手入れ。特に(女性の)髪の毛の手入れ。

出典:三省堂「新明解国語辞典第六版」より抜粋

言葉の意味を調べると、「リンス」が今の「リンス」や「コンディショナー」の元となっていることがわかります。洗髪剤としての「リンス」が出る前は、レモン汁やオリーブ油で髪を滑らかにしていたのですね。

一方、「コンディショナー」はコンディションを整えるという意味があり、元々は洗髪行為を直接的に表現する言葉ではありません。

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「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の違い

「リンス」「コンディショナー」は髪の表面、「トリートメント」は髪の内側に作用するのが決定的な違いです。しかし、得られる効果には共通点があります。

  • 髪をなめらかにして通りを良くする
  • 痛みやパサつきを抑える
  • 静電気防止
  • まとまりを良くする

「リンス」「コンディショナー」は、作用ではなく商品名としての違いになります。現在のラインナップは「シャンプー・コンディショナー・トリートメント」が主流で、「リンス」が含まれないシリーズが多いです。

例えば、洗髪剤として有名な花王のメリットシリーズは、「リンス」を既に販売終了しています。今後、より一層この流れが強まれば「リンス」は死語となる時代がくるかもしれません。

とは言え、同メリットシリーズでは「リンスのいらないシャンプー」は未だ健在です。最初に売り出した商品名のイメージや、語調の良さなどを考慮して、「コンディショナーのいらないシャンプー」という商品名への変更をしないのではないかと推測できます。

また、最近では「リンス」や「コンディショナー」に「トリートメント」機能を付加したもの、「トリートメント」に表面の保護機能を付加したものが増えています。

本来の作用を考えると、「シャンプー」→「トリートメント」→「リンス・コンディショナー」の順番で手入れをするのが理に適っていますが、ある程度両方の効果が期待できるので、「リンス・コンディショナー」と「トリートメント」を同日両方しなくても、髪のケアとしては充分だと言われています。

毎日使うのが「リンス・コンディショナー」で、髪のダメージを補修するために、週1~2回程度トリートメントをするというのが、一般的な使用方法になります。

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「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」のまとめ

「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」は、髪をケアする洗髪剤で、どこに作用するのかの違いがあります。最後に、それぞれの意味をまとめましたので、参考になさってくださいね。

  • 【リンス】髪の表面を滑らかにして、痛みやパサつきを抑える
  • 【コンディショナー】リンスと同じ役割で、現在では「コンディショナー」という名称を使用するのが主流
  • 【トリートメント】髪の内部に成分を浸透させることによってダメージを修復する
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