「穴」と「孔」の違い/常用漢字で「あな」と読むのはどちら?

「穴」と「孔」はともに「あな」と読みますが、違いを区別するポイントは次の通り。「あな」が向こう側に貫通しているか貫通していないかという点です。

貫通している場合 OK OK
貫通していない場合 OK NG
常用漢字 あな

このページでは「穴」と「孔」の違いについてさらに詳しく解説しています。



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【穴/孔】違いと使い分け方

「穴」と「孔」はともに、くぼんだ所。または、向こうまで突き抜けた所・向こうまで貫通している所を意味する言葉ですが、一般的には次に述べるような使い分けがされています。

【穴】貫通している場合&貫通していない場合

「あな」には以下の二種類があります。

  1. くぼんだ所。
  2. 向こうまで突き抜けた所・向こうまで貫通している所。

そして①と②、両方の「あな」に使うことが可能で、「あな」と書く場合に最も一般的に用いられているのが「穴」です。

また、常用漢字表で「あな」という読み方が記載されているのは「穴」だけです。もう一つの「孔」は常用漢字外です。

よって「穴」と「孔」の使い分けに迷った場合には、「穴」を使っていれば間違いはありません。

また、正しい漢字の表記が求められる公用文や学校のテストの解答用紙に「あな」と書く場合は「穴」しか使えません。

正しい漢字の表記が求められる場面ではくれぐれもご注意ください。

【孔】貫通している場合限定

上記した二種類の「あな」のうち、「孔」は②の向こうまで突き抜けた所・向こうまで貫通している所にしか使うことは出来ません。

くぼみ・へこんだ所である「あな」を「孔」と書き表すことはできません。

よって、壁に「あな」が開いた場合でも、壁土の表面一部がくずれただけで、その「あな」から壁の向こう側の空間が見えない場合には「穴」。

壁土の表面だけでなく壁そのものも崩れて、「あな」から壁の向こう側の空間が見えてしまう場合には「穴」と「孔」、両方を使うことができます。

壁の「あな」が向こう側まで貫通していることを強調したい場合などに「孔」を使います。

ただし、上にも述べた通り常用漢字表では「孔」は「こう」としか読みません。「あな」とは読みません。

たとえ「あな」が貫通したことを強調したい場合でも、公用文など漢字の正しい表記が求められる場面では「穴」を使ってください。

【穴/孔】違い、まとめ

「穴」と「孔」の違いと使い分け方、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。最後にもう一度、「穴」と「孔」の違いのポイントを以下にまとめます。

貫通している場合 OK OK
貫通していない場合 OK NG



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