「絶食」と「断食」意味の違いを区別するポイントは目的

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「絶食」と「断食」は、ともに食べることを断つこと意味する言葉ですが、違いは食べることを断つその目的にあります。その目的とは以下の通りです。

  • 【絶食】健康の回復。
  • 【断食】修行や祈願。

このページでは、「絶食」と「断食」の違いについて詳しく解説しています。

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【絶食と断食】意味の違い

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【絶食】健康の回復

【絶食】食を断つこと。食物をまったくとらないでいること。
出典:小学館『日本國語大辞典』

「絶食」の食べることを断つ目的は、健康回復以外にも美容やダイエットなど様々な分野に及びます。

また、医療行為の中での「絶食」が自分の意思とは関係なく半ば強制的に行われるのに対して、美容やダイエットでの「絶食」は自分の意思で行います。

以上のように「絶食」という言葉は、食べることを断つ目的が含まれる範囲も広く、また食べることを断つ動機も半強制的な場合もあれば自発的な場合もあり様々です。

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【断食】修行や祈願

【断食】本来は苦行の一種。修行や祈願のために、一定の期間自発的に食物を断つこと。
出典:小学館『日本國語大辞典』

ダイエット手法のひとつで、限られた期間だけ食事を断つことをファスティングと言い、ファスティングは「絶食」や「断食」と訳されることがあります。

しかし「断食」という言葉の本来的な意味は宗教上の苦行の一種です。

またファスティングなど、美容やダイエットが目的で食事を断つ場合、日常生活に支障を来さぬよう食事を断つ期間は極めて短い間です。

一方、修行としての「断食」は、人間の肉体的な限界に挑戦するなど、食事を断つ期間が長くなることが大きな特徴の一つです。

【絶食と断食】意味の違い、まとめ

「絶食」と「断食」の間に、意味の違いや使い分けに関する厳密な定義があるわけではありません。

しかし「断食」という言葉の本来の意味をベースにして、今後は次のように区別してみてはいかがでしょうか。

 絶食断食
目的健康の回復修行や祈願
動機自発的&強制的自発的
期間短期間長期間

 

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