【診察・診断・治療・診療】意味の違いを理解する視点

「診察」「診断」「治療」「診療」。これら四つの言葉の意味の違いは、以下の順番に並べると区別がしやすくなります。

  1. 【診察】医師が患者の病状・病因などをさぐること。
  2. 【診断】医師が患者の病状・病因などを判断すること。
  3. 【治療】医師が患者の病気やけがをなおすこと。
  4. 【診療】診察・診断・治療をひとくくりにした総称。

このページでは「診察」「診断」「治療」「診療」の違いを容易に区別できるようになる二つの視点について、さらに詳しく解説しています。



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【診察・診断・治療・診療】意味の違いを理解する視点

冒頭に掲げた「診察」「診断」「治療」「診療」これら四つの言葉の順序は、医師が患者の体の具合を診てから治すまでの時系列に沿っています。

時系列に並べることでそれぞれの言葉の意味の違いがわかりやすくなりますが、さらに患者視点でこの時系列の順序を観察すると、違いがさらにわかりやすくなります。

「患者視点での時系列」とは言い換えると、身体に異変を感じた患者がはじめて病院に行き身体の異変を治してもらうまでのストーリーのこと。

そのストーリーを以下にまとめてみました。(患者の名前は純子さんとします)

【1:診察】

ある冬の日の朝。純子さんは目がさめると寒気を感じました。全身がだるく食欲もありません。体温をはかってみると38度近くもあります。

テレビのニュースではインフルエンザの流行の兆しがあることが告げられています。

インフルエンザの感染が心配な純子さんは、その日は会社を休み近くの医院で診てもらうことにしました。

この純子さんの「診てもらう」

これを別の言い方にかえると診察してもらうです。

【2:診断】

自宅近くにある医院に足を運んだ純子さんは、医師の質問にこたえて自分の体調不良の状態を詳しく説明しました。

そして、純子さんは医師にすすめられるままにインフルエンザ検査を行いました。気になる検査結果は陰性。

つまりインフルエンザではないということです。

純子さんの体調不良の原因は、インフルエンザではなくただの風邪だということがわかりました。

純子さんの体調不良の原因が判明すること。判明した内容を告げられることを別の言い方にかえると診断を下されるです。

【3:治療】

インフルエンザではないとわかったものの、高熱で体がだるく食欲もないため、純子さんは熱を下げる注射を打ってもらいました。

そして風邪クスリも処方してもらいました。

これら、純子さんの体調が元に戻りいつもの元気な純子さんに回復させるために、純子さんがしてもらった一連のこと

これらが治療です。

【4:診療】

三日後に純子さんは再び医院に足を運びました。そのときすでに体温は平熱に戻り、食欲も風邪をひく以前のレベルです。

医師からも風邪はほぼ治ったと言ってもらえました。

純子さんの風邪のストーリーはこれでおしまいです。

さて、純子さんがある日の朝に寒気を感じて、医院で診てもらいました。診てもらってから回復が確認されるまでの物語。

この物語が診療です。

【診察・診断・治療・診療】意味の違い、まとめ

「診察」「診断」「治療」「診療」の違い、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。

このページでは純子さんという患者の視点から「診察」「診断」「治療」「診療」の違いを観察しましたが、最後にもう一度、純子さんを診た医師の視点から四つの言葉の違いを整理します。

  1. 【診察】医師が患者の病状・病因などをさぐること。
  2. 【診断】医師が患者の病状・病因などを判断すること。
  3. 【治療】医師が患者の病気やけがをなおすこと。
  4. 【診療】診察・診断・治療をひとくくりにした総称。



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