「内臓」と「臓器」の違いを区別するポイント

「内臓」と「臓器」の違いを区別するの簡単です。次に3つのポイントを抑えるだけで簡単に区別がつきます。

  1. 「臓器」とは別の言い方をすると「器官」
  2. 【内臓】とは体の中にある「器官」のこと
  3. 【臓器】とは体の外にある「器官」も含む

このページでは「内臓」と「臓器」の違いやそれぞれの言葉の意味について詳しく解説しています。

「臓器」とは別の言い方をすると「器官」

「臓器」の別の言い方である「器官」には次のような意味があります。以下、ウィキペディアからの引用です。

器官(きかん、英: organ)とは、生物のうち、動物や植物などの多細胞生物の体を構成する単位で、形態的に周囲と区別され、それ全体としてひとまとまりの機能を担うもののこと。生体内の構造の単位としては、多数の細胞が集まって組織を構成し、複数の組織が集まって器官を構成している。(中略)動物の器官は、臓器(ぞうき)とも呼ばれる。内臓はより狭い概念で、体の内部に位置するものだけを指した呼び方。
出典:ウィキペディア』より引用

そして動物の「器官」は機能ごとに分類され、次のようなものがあります。

消化器、循環器系、呼吸器系、発声器官、泌尿器系、生殖器系、内分泌器系、感覚器系、神経系、運動器系、外皮

【内臓】とは体の中にある「器官」のこと

以上の「器官=臓器」の中でも、特に胴体(胸部と腹部)の中にある臓器のことを内臓と呼び、呼吸器・消化器・泌尿器のことを内臓と呼ぶ場合がほとんです。

呼吸器・消化器・泌尿器の主な内臓には次のようなものがあります。

呼吸器気管・気管支、肺
消化器食道 – 胃 – 腸・小腸(十二指腸、空腸、回腸) – 大腸(盲腸、虫垂、結腸(上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)、直腸)
泌尿器腎臓、尿管、膀胱、尿道

【臓器】とは体の外にある「器官」も含む

呼吸器・消化器・泌尿器以外の「臓器」の代表的なものに心臓が挙げられます。

体内にあるという意味では心臓も広義には「内臓」ですが、一般的に心臓を「内臓」とは呼びません。心臓は「臓器」と呼ばれる場合がほとんどです。

また皮膚なども身体を構成している器官の一種、すなわち臓器の一種です。

しかし、体外にあるため「内臓」ではありません。

「内臓」と「臓器」の違い、まとめ

「内臓」と「臓器」の違い、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。

最後に、狭義の「内臓」と「臓器」の違い。最も一般的な「内臓」と「臓器」の違いを以下にまとめます。

  1. 【内臓】呼吸器・消化器・泌尿器の「臓器」
  2. 【臓器】体内・体外問わずすべての「器官」
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