【口腔】読み方「こうこう・こうくう」の違いと使い分け方

「口腔」と書いて「こうう」または「こうう」と読みますが、二つの読み方の違いと使い分け方は以下の通りです。

  • 【こうう】一般的な読み方
  • 【こうう】医学用語の読み方

このページでは「こうこう」と「こうくう」の二つの読み方の違い、「口腔」そして同義語である「口」という言葉の意味についてさらに詳しく解説しています。

「こうこう」と「こうくう」の違い

一般的には「口腔」と書いて「こうこう」と読みます。

しかし「口腔衛生」や「口腔外科」については、それぞれを「こうくうえいせい」「こうくうげか」と発音していることにお気づきでしょうか。

「口腔」という漢字には二通りの読み方があります。上に述べた一般的な「こうこう」と、医学用語限定の読み方「こうくう」です。

「口腔衛生」や「口腔外科」の「腔」を「こう」とは読まずに「くう」と読むのは、それぞれが医学用語の読み方をしているからなのです。

ちなみに医学用語に限って、一般的な読み方とは異なる漢字が存在します。一例をあげると以下の通りです。

漢字一般的な読み方医学用語の読み方
口腔こうこうこうくう
頭蓋ずがいとうがい
出生しゅっしょうしゅっせい
初産ういざんしょさん
腹腔ふくこうふくくう
胸腔きょうこうきょうくう
注射針ちゅうしゃしんちゅうしゃばり
右側みぎがわうそく
左側ひだりがわさそく
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「口腔」と「口」意味の違い

【口腔】
口から咽頭に至る部分。食物の摂取・咀嚼・消化および味覚の場であるとともに、発生器の一部をなす。医学ではコウクウという。

【口】
動物が体内に食物を摂取する、穴状のの器官。(中略)人類などでは音声を発するのにも使う。

出典:岩波書店『広辞苑』より一部抜粋

広辞苑によれば「口腔」と「口」はほぼ同じ意味を持つ言葉として解説されています。

しかし「口腔」の解説の中にある「口から咽頭に至る部分」という記述が「口腔」と「口」の違いを決定づけています。

「口」とは「口腔」に至る顔の開口部。または顔のパーツ。外から見えるのが「口」で、外から見えない・見えにくいのが「口腔」です。