【痩せる(やせる)、やつれる、痩ける(こける)】意味の違い

「痩せる(やせる)」「やつれる」「痩ける(こける)」。よく似たこれら三つの言葉の、意味の違いを際立たせているポイントは次の通りです。

  • 【やせる】身体が細くなること。健康的なやせ方も含む。
  • 【やつれる】生命力が弱りきってやせ衰えてしまうこと。
  • 【こける】肉が落ちたのがわかるほど非常にやせること。

このページでは、「やせる」「やつれる」「こける」それぞれの言葉の意味や使い方の違いについて、さらに詳しく解説しています。



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【やせる、やつれる、こける】の意味の違いを解説

【やせる】身体が細くなること。健康的なやせ方も含む。

「やせる」とは体重が減り、身体が細くなることを意味します。そして「やせる」という言葉には、体重が減った理由や身体が細くなった理由は含まれていません。

よって、

  • 食欲減退によって体重が減り身体が細くなっても「やせる」。
  • 何かの病気が原因で体重が減少し細くなっても「やせる」。
  • 運動によって余計な脂肪を減らしスリムになっても「やせる」。
  • ダイエットで成功し念願のボディーを手に入れても「やせる」。

です。

「やせる」という言葉は、病気などが原因のネガティブなやせ方でも、運動やダイエットによる健康的なやせ方をしても共通して用いることができる言葉です。

体重が減った理由や身体が細くなった理由にかかわらず使うことが出来る点が「痩せる(やせる)」の最大の特徴です。

【やつれる】生命力が弱りきってやせ衰えてしまうこと。

「やつれる」という言葉は、もともとは身なりが貧しくなることを表す言葉でした。

身なりが貧しくなる、すなわち衰退したさまが転じて、身体が衰弱したさまを指す言葉になったと考えられています。

上に述べた通り「やせる」は病気由来の体重減少から健康的な減量まで広い範囲・用途で使える言葉です。

それに対して「やつれる」は生命力の衰弱、すなわち病気や老衰によって体重が減少した場合や、ストレスで憔悴して痩せた場合などに限定された言葉です。

体重の減少や身体が細くなる点は共通しますが、その原因が病気や衰弱にあるネガティブ・不健康なやせ方に限定されているのが「やつれる」です。

よって、病気や衰弱などが原因でやせ衰えたことを強調するときは「やせる」ではなく「やつれる」を使います。

【こける】肉が落ちたのがわかるほど非常にやせること。

「やせる」とはただ単に体重が減少したことを指す言葉なので、仮に体重100kgの人が90kgになった場合、見た目は決してスリムでなくても「やせる」という言葉を使えます。

しかし「こける」は見た目がスリムを通り越し、骨ばって見えるほどに肉が落ちてしまった異常なやせ方を表す場合に使う言葉です。

また、異常なやせ方の背景に病気や衰弱が見え隠れするのも「こける」という言葉が持っている特徴の一つです。

さらに「やせる」という言葉が主に身体全体が細くなったことを指す言葉なのに対して、「こける」は主に身体のパーツに用い「頰がこける」などと表現します。

コラム:「やせる」と「こける」を組み合わせた【やせこける】
「やせる」と「こける」を組み合わせた「やせこける」も、「やつれる」と同様にやせた原因が病気や衰弱であること。やせ方が異常なことを強調する際に使われる言葉です。

【やせる、やつれる、こける】の違い、まとめ

「痩せる(やせる)」「やつれる」「痩ける(こける)」の違いと使い分け方、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。

最後にもう一度、「やせる」「やつれる」「こける」の意味の違いと使い分けのポイントを以下にまとめます。頭の中の整理にお役立てください。

  • 【やせる】身体が細くなること。健康的なやせ方も含む。
  • 【やつれる】生命力が弱りきってやせ衰えてしまうこと。
  • 【こける】肉が落ちたのがわかるほど非常にやせること。



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