川の「右岸」と「左岸」の決め方は簡単。山を背に、海に向かって立った位置が基準です。そこから見て右側が「右岸」、左側が「左岸」です。
山を背に、海に向かう基準の位置に立ったところから見たイラストは以下の通りです。
山を背にして立てばとっても簡単な川の「右岸」と「左岸」の見分け方ですが、海を背にして立ったり、地図で右岸・左岸を見分けようとすると少々ややこしくなります。
このページでは川の「右岸」と「左岸」を6パターンで説明しています。
山を背にするか、川を背にするか
川の「右岸」と「左岸」は山を背にした位置、海(河口)に向かった位置。別の言い方をすると川の上流から下流に向かった位置で左右を決めることになっています。
【右岸・左岸】山を背にした場合
- 山を背にした位置
- 海に向かった位置
- 川の上流から下流を見た位置
これが川の「右岸」と「左岸」を決める位置なので「右岸」と「左岸」は、素直に見えたまま右側が「右岸」、左側を「左岸」とすれば問題はありません。
【右岸・左岸】海を背にした場合
- 海を背にした位置
- 山に向かった位置
- 川の下流から上流を見た位置
基準の位置とは正反対なので、見えたままの右と左と川の「右岸」と「左岸」が逆転してしまいます。
地図上で見分ける川の「右岸」と「左岸」
【右岸・左岸】海が北側にある地域の地図
中国地方の日本海に面した地域などは、川の下流(海)が北、すなわち地図の上に来るため、地図の向かって右側が「右岸」、左側が「左岸です。
見えたまま素直に「右岸」と「左岸」を見分けることができます。
【右岸・左岸】海が南側にある地域の地図
関東から中国地方・四国地方にかけての太平洋に面した地域は、川の下流(海)が南に位置するため、地図に向かって右側は「左岸」、左側が「右岸」となり少々ややこしくなります。
【右岸・左岸】海が東側にある地域の地図
東北地方の太平洋に面した海が東側にある地域では、大半の川が左右に流れているため川の「右岸」と「左岸」の見分け方がややこしくなります。
下の地図のごとく、地図上の川の上が「左岸」、川の下が「右岸」です。
【右岸・左岸】
東北地方の日本海に面した海が西側にある地域では、地図上の川の上が「右岸」、川の下が「左岸」です。
川の「右岸」と「左岸」、まとめ
川の「右岸」と「左岸」の決め方、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。最後にもう一度、「右岸」と「左岸」を決める基準位置を以下にまとめますので、頭の中の整理にお役立てください。
- 山を背にした位置
- 海に向かった位置
- 川の上流から下流を見た位置