「学習」と「勉強」の違いと使い分けを区別する3つのポイント

「学習」と「勉強」の違いと使い分けは、やる気 人間 用途の三つのポイントで簡単に区別することが出来ます。次の通りです。

学習 勉強
①やる気 やる気がなくても出来る やる気がないと出来ない
②人間 人間以外にも出来る 人間にしか出来ない
③用途 文章向け 口語向け

このページでは「学習」と「勉強」の違いについて、それぞれの言葉の意味や語源にまでさかのぼりながら詳しく解説しています。



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「学習」と「勉強」の違いを解説

【学習】やる気がなくても出来る。人間以外にも出来る。文章向け。

「学習」という言葉を成り立たせている「学ぶ」と「習う」という二つの言葉の語源・ルールにはどのような意味があるかご存知ですか?

それぞれ次のような意味があるのです。

【学ぶ】真似る:「まねぶ」がルーツ
【習う】真似る、慣れる:「倣ふ(ならふ=真似る)、慣る(慣れる)」がルーツ

「学ぶ」と「習う」それぞれの言葉のルーツが持つ意味に従えば、「学習」とは、真似ることを繰り返し慣れて身につけるということなのです。

真似て繰り返しているうちにいつの間にか身につく=習慣の中で身につく性質ものなので、やる気がなくても問題はありません。

また、習慣化は人間以外でも出来ることです。ベルの音を聞くで犬がヨダレをたらすようになるという有名な「パブロフの犬」の実験は、犬の習慣化による学習です。

また「学習」という言葉は文章などかたい表現向けの用途を持つという特徴があります。そのため名称に用いられるのは大半が「学習」です。

実際、「学習指導要領」はあっても「勉強指導要領」はありません。「生涯学習」はあっても「生涯勉強」はありません。「学習塾」はあっても「勉強塾」はありません。

【勉強】やる気がないと出来ない。人間にしか出来ない。口語向け。

国語辞典の神様とも呼ばれる日本語最大級の辞書『日本國語大辞典』で「勉強」という言葉の意味を調べると、次の順序で掲載されています。

【勉強する】
①努力をして困難に立ち向かうこと。熱心に物事を行うこと。励むこと。またそのさま。
②気が進まないことを、しかたなしにすること。
③将来のために学問や技術などを学ぶこと。学校の各教科や、珠算・習字などの実用的な知識・技術を習い覚えること。学習。
④商品を安く売ること。商品を値引きして売ること。
出典:小学館『日本國語大辞典』

日頃使われている「勉強」の意味は後方に位置する三番目に追いやられ、前方に位置する一番目と二番目にあるのは「やる気」の有無についての意味です。

努力して困難に立ち向かうには「やる気」が不可欠です。気が進まないことをするにも、いやいやながらもやる気を出すしかありません。

この「やる気」という感情は人間特有のものなので、人間以外は「勉強」は出来ません。動物が曲芸を学習できても勉強はできないのです。

また「勉強」という言葉は、主に会話など口語で使われることが多いという特徴を持っています。

「学習」と「勉強」の違い、まとめ

「学習」と「勉強」の違いと使い分け方。このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。最後にもう一度、「学習」と「勉強」の違いを区別するポイントを以下にまとめますので頭の中の整理にお役立てください。

  • 【学習】やる気がなくても出来る。人間以外にも出来る。文章向け。
  • 【勉強】やる気がないと出来ない。人間にしか出来ない。口語向け。



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