神社とお寺の違いを徹底解説/昔は一緒だった神社仏閣

お寺と神社の違いがどこにあるのかをお調べでしょうか?このページでは、無類の神社仏閣好きである筆者が、数百箇所以上も寺社めぐりをした体験と大量の読書で得てきた知識を駆使しつつ、マニアックにならないようわかりやすく簡潔にまとめています。

神社とお寺の違い一覧表

お寺と神社の違う点は数多くあるため、文章を読んで違いを把握するのが困難です。そこでポイントごとの異なる点を一覧表形式にまとめてみました。

項目 神社 お寺
宗教上の違い
宗教の種類 神道 仏教
宗教の発祥地 日本 インド
日本での起源 紀元前の自然信仰が起源 日本伝来は6世紀説が有力
崇拝対象 八百万の神、偉人 ブッダ(仏陀、仏様)
崇拝する本尊 鏡、剣、山などの御神体 如来、菩薩、明王などの仏像
教義の有無 なし あり
英語表記  Shrine(神道はShintoism)  Temple(仏教はBuddhism)
神社とお寺の違いを見分けるポイント
入り口 鳥居(一部にない神社もある) 山門
特徴ある建物 御神体を祀る本殿
ご祈祷などを執り行う拝殿
仏像を安置する金堂
仏舎利(釈迦の遺骨)を祀る五重塔
建築様式 日本古来の様式
寺院建築の影響を受けた建物も存在する
大陸から伝わった様式を踏襲
守衛役 狛犬(他の動物、神の場合もある) 仁王像
聖職者の名称 神職(長は宮司、ぐうじ) 僧侶(長は住職)
お参りの作法 二礼、二拍手、一礼 胸の前で合掌
神社とお寺の違いをもっと知りたい方のための情報
寺社の数 約8万(ほぼ全てが日本国内) 約8万(海外を含めると更に多い)
聖職者の数 神職数:約2万人 僧侶数:役31万人
行事 大祓(年に2回、半年分のケガレを祓う)
御田植祭や新嘗祭と稲作がゆかりの祭祀
 お花祭り(4月8日、仏陀生誕日)
春と秋のお彼岸
婚礼 明治時代に始まった神前結婚式 仏前結婚式もあるが数はわずか
葬祭 共同墓地所有者の一部が神葬祭 墓地を管理し檀家の葬祭を行う
ご神徳、ご利益 ご神徳:自助努力によって得るのが基本 ご利益:善行を積んで得るのが基本
禁忌(タブー) 参道の中央を歩かない 肉食、飲酒
神社とお寺の共通点
御朱印 あり あり
初詣 あり あり
厄除け あり あり
お賽銭 あり あり
その他 五重塔を持つ神社が一部に存在する 境内に神社があるお寺が一部に存在する



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昔は一緒だった神社とお寺

神社とお寺が一つになってしまった神仏習合時代

上の一覧表にまとめたように、神社とお寺の間には異なる点が数多くあるのですが、その一方で一覧表の末尾に付け加えたように共通している点も皆無ではありません。

そもそも、パッと見で神社とお寺の区別がつきにくい場合もありますからね。

違いがこれほどあるにも関わらず、神社とお寺には共通点もあり見た目も似ている場合が少なくありません。何故、こんなことになるのでしょうか。

それは幕末以前の昔は、神社とお寺は入り混じり合い区別がほとんどなくなっていたからです。その頃のことを「神仏習合時代」と呼びます。

平たく言ってしまうと、神社とお寺は一緒だったということです。

日本を守護する神社の神々は仏様が姿を変えてこの世に現れたものであると考える本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)が日本に広まり、神仏習合が進んだのです。

神社とお寺が再び分けられた神仏分離令

しかし幕末から明治維新の時代にかけて神社とお寺を再び分離する世の中の動きが生じ、特に明治新政府による神仏分離令では神道が国家の宗教と位置づけられました。

その一方で仏教の排斥が進み、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)と呼ばれる仏教破壊運動が起こりました。

その際には数多くの寺院が破壊されるといういたましい出来事も発生しています。

明治新政府の神仏分離令と神仏分離令の影響で生じた廃仏毀釈によって、神社とお寺は区別がつけられ、それが現在に続いています。

しかし神社とお寺が一緒だった神仏習合時代の名残りは完全には失われず、それが神社とお寺の共通点として今もなお残っているのです。

神社とお寺の違いまとめ

このページで神社とお寺のザックリとした違いを把握できましたでしょうか。

冒頭でも述べたように筆者は神社仏閣めぐりが大好きです。関連する本も普通の人よりはたくさん読んでいる方だと自負しています。

その視点から、インターネット上のたくさん散らばっている神社とお寺の違い情報を観察してみると、ちょっと勘違いしているものや読み手に誤解が生じかねいものが多いことに気がつきました。

そこで、このページに神社とお寺の違いをまとめることにしました。このページがあなたのお役に立てれば幸いです。




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