「生き物」と「生物(せいぶつ)」の違いと使い分け方

「生き物」と「生物(せいぶつ)」の違いは簡単に区別できます。以下の通り、動物だけを意味するのか、それとも動物と植物の両方を含むのかが違いを区別するポイントです。

  • 【生き物(いきもの)】主に動物
  • 【生物(せいぶつ)】動植物の総称

このページでは、「生き物」と「生物(せいぶつ)」の違いを、それぞれの言葉の意味を確認しながらさらに詳しく解説しています。



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「生き物」と「生物(せいぶつ)」の違いを解説

【生き物(いきもの)】主に動物

「生き物」という言葉は、大半の国語辞典が「主に動物」「主として動物」と定義づけているように、用例の多くは動物を指しますが動物に限定されているわけではありません。

また「生物(せいぶつ)」という言葉が「生物学」の略称としても使われ、且つ生物学の分野で動植物を指す言葉として使われるのに対して「生き物」は口語です。

さらに「生き物」という言葉は、比喩表現としても用いられ「言葉は生き物である」など、生命体以外のモノやコトに使われる場合があります。

【生物(せいぶつ)】動植物の総称

「生き物」が主に動物を指す言葉なのに対して「生物(せいぶつ)」という言葉は動物だけでなく植物もその範囲に含まれています。

「生き物」という言葉との対比の中で語られる「生物」という言葉の意味は上に述べた通りですが、生物学の中での「生物」の定義はやや複雑です。

日本語の国語辞典として言葉の最大収録数を誇る『日本國語大辞典』では「生物」という言葉を次のように定義づけています。

【生物(せいぶつ)】
増殖・成長・物質代謝・刺激反応性・調節性などの生活現象を表すものの総称。生命を持つ動物と植物とに大別される。いきもの。
出典:小学館『日本國語大辞典』

「生物」という言葉の定義に含まれる、専門的な言葉の意味は次の通りです。

増殖:生物や細胞が増えること
成長:動植物などが育って大きくなること
物質代謝:体外から取り入れた物質から必要な成分を作りエネルギーを得ること
刺激反応性:外界の変化を刺激として受け入れ反応をおこす細胞の性質
調節性:機能を調節する働き

また動物と植物は以下のように定義されています。

動物:神経系が発達し感覚と運動性を持つ生物。単細胞動物と多細胞動物に分類され、多細胞動物はさらに無脊椎動物と脊椎動物に分類される。
植物:移動力がなく、多くは葉緑素を持ち光合成によって自己栄養する。種子植物、シダ植物、コケ植物、菌類、藻類、細菌類などに分類される。

参考文献:小学館『日本國語大辞典』、小学館『新選国語辞典』

「生き物」と「生物(せいぶつ)」の違い、まとめ

「生き物」と「生物(せいぶつ)」の違い、このページの解説でおわかりいただけましたでしょうか。「生物」の定義を深く掘り下げてゆくと非常に複雑怪奇になってしまいますが、「生き物」と「生物」の区別はいたってシンプル。以下の通りです。

  • 【生き物(いきもの)】主に動物
  • 【生物(せいぶつ)】動植物の総称



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