「訓練,練習,鍛錬」の違いと使い分け方を区別するポイント

「訓練」「練習」「鍛錬」。いずれも技能などが上達することを目的として同じ動作を繰り返すことを意味する言葉です。

ほぼ同じ意味を持つ言葉として使い分けに迷う人が少なくないですが、違いを区別するのは意外に簡単です。区別のポイントは次の通りです。

  • 【訓練】他者にさせる、他者にさせられる。
  • 【練習】自分で行う。
  • 【鍛錬】訓練・練習よりも厳しく行う。

以上が「訓練」「練習」「鍛錬」それぞれの違いを区別するポイントです。

このページではそれぞれの言葉の意味を国語辞典で確認しながらさらに詳しい解説を行なっています。どうぞご覧ください。



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「訓練,練習,鍛錬」の違いと使い分け方を言葉の意味とともに解説

「訓練」「練習」「鍛錬」。三つの言葉の意味を広辞苑で確認しつつ、三つの言葉の違いの区別の仕方を以下に詳しくまとめました。

【訓練】他者にさせる、他者にさせられる

【訓練】
実際に或ることを行なって習熟させること。
出典:岩波書店『広辞苑』

広辞苑の解説にある「習熟させるさせる。ここが「訓練」と「練習」の違いを際立たせているポイントです。

「させる」とは、すなわち「他者にさせる」ということです。

自発的にトレーニングを行うのではなく、コーチなどがトレーニングをさせること。あるいはコーチにトレーニングをさせられる(受ける)ことを「訓練」と呼びます。

【練習】自分でする

【練習】
学問または技芸などの上達を目標に、くりかえして習うこと。
出典:岩波書店『広辞苑』

「他者にさせる」意味を持つ「訓練」に対して、自分で行う自発的なトレーニングが「練習」です。

なお、「訓練」と「練習」の違いを区別するために「他者にさせる」か「自分で行う」のポイントをご紹介しましたが、「他者に練習をさせる」などの言い方ももちろん可能です。

【鍛錬】訓練・練習よりも厳しく行う

【鍛錬】
①金属をきたえねること。
②修養・訓練を積んで心身をきたえたり技能をみがいたりすること。
出典:岩波書店『広辞苑』

鍛錬」という言葉のもともとの意味は、熱く熱した金属を「る」ことで金属の強度を増す作業のことを言いました。

金属を鍛える様子が非常に激しいことから転じて、訓練や練習をよりハードに行い、技能だけでなく心身の向上まで視野に入れたトレーニングが「鍛錬」です。

「訓練,練習,鍛錬」の違いと使い分け方、まとめ

「訓練」「練習」「鍛錬」の違いと使い分け方、ご納得いただけましたでしょうか。最後に今一度、このページのまとめを以下に記します。

  • 【訓練】他者にさせる、他者にさせられる。
  • 【練習】自分で行う。
  • 【鍛錬】訓練・練習よりも厳しく行う。もともとの意味は金属をること。



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