「強風と暴風」定義の違い/「警報と注意報」使われるのはどちら?

「強風」と「暴風」の定は、気象庁では次のように定められています。

 風速(毎秒)状態
強風13.9-17.1m/s樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。
暴風28.5-32.6m/sめったに起こらない広い範囲の破壊を伴う。

また「警報」と「注意報」それぞれが出される状況と、「強風」と「暴風」との組み合わせは次の通りです。

警報暴風警報重大な災害の起こるおそれがある場合
注意報強風注意報災害が起るおそれがある場合

このページでは「強風と暴風」定義の違い、「警報と注意報」が出される場合について以下に詳しくまとめています。

「強風と暴風」「警報と注意報」定義の違い

「強風」と「暴風」の定義の違い

気象庁では、世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)が採択しているビューフォート風力階級表によって風力を0から12までの13段階に区分

「強風」と「暴風」の違いは、このビューフォート風力階級表によって定義づけられています。

ビューフォート風力階級表による風力の13段階の区分は次の通りです。

風力名称風速(m/s、秒速)地表物の状態(陸上)
0平穏(へいおん)
静穏(せいおん)
0〜0.2静穏。煙はまっすぐに昇る。
1至軽風(しけいふう)0.3〜1.5風向きは煙がなびくのでわかるが、風見には感じない。
2軽風(けいふう)1.6〜3.3顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動きだす。
3軟風(なんぷう)3.4〜5.4木の葉や細かい小枝がたえず動く。軽い旗が開く。
4和風(わふう)5.5〜7.9砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く。
5疾風(しっぷう)8.0〜10.7葉のある灌木がゆれはじめる。池や沼の水面に波頭がたつ。
6雄風(ゆうふう)10.8〜13.8大枝が動く。電線が鳴る。傘はさしにくい。
7強風(きょうふう)13.9〜17.1樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。
8疾強風(しっきょうふう)17.2〜20.7小枝が折れる。風に向かっては歩けない。
9大強風(だいきょうふう)20.8〜24.4人家にわずかの損害がおこる。
10全強風(ぜんきょうふう)
暴風(ぼうふう)
24.5〜28.4陸地の内部ではめずらしい。樹木が根こそぎになる。人家に大損害がおこる。
11暴風(ぼうふう)
烈風(れっぷう)
28.5〜32.6めったに起こらない広い範囲の破壊を伴う。
12颶風(ぐふう)32.7以上被害が更に甚大になる。
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「警報」と「注意報」が発令される場合

気象庁では、重大な災害の起こるおそれがある場合には「警報」。災害が起るおそれがある場合には「注意報」の予報をそれぞれ行います。

「警報」と「注意報」にはそれぞれ次のようなものがあります。

「警報」気象、地面現象、高潮、波浪、浸水、洪水
「気象警報」暴風、暴風雪、大雨、大雪の警報

「注意報」気象、地面現象、高潮、波浪、浸水、洪水
「気象注意報」風雪、強風、大雨、大雪、雷、乾燥、濃霧、霜、なだれ、低温、着雪、着氷、融雪

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「強風注意報」と「暴風警報」

以上、「強風と暴風」「警報と注意報」それぞれの定義の違いを説明しました。

では「強風と暴風」、「警報と注意報」はどのような組み合わせで使われるのでしょうか。答えは「強風の場合は注意報:強風注意報」、「暴風の場合は警報:暴風警報」です。

気象庁では「強風注意報」と「暴風警報」、それぞれについて次のような場合に予報を行い運用しています。

強風注意報
強風により災害が発生するおそれがあると予想したとき
運用基準:平均風速がおおむね10m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)

暴風警報
暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想したとき
運用基準:平均風速がおおむね20m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)

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「強風と暴風」/「警報と注意報」定義の違い、まとめ

「強風」と「暴風」の違い、おわかりいただけましたでしょうか。最後に今一度、このページの要約をおまとめいたします。

  • 【強風】(風速:13.9-17.1m/s) 樹木全体がゆれる。風に向かっては歩きにくい。
  • 【暴風】(風速:28.5-32.6m/s) めったに起こらない広い範囲の破壊を伴う。
  • 【注意報】災害が起るおそれがある場合
  • 【警報】重大な災害の起こるおそれがある場合
  • 【強風注意報】平均風速がおおむね10m/sを超える場合(東京都心部では13m/s以上)
  • 【暴風警報】平均風速がおおむね20m/sを超える場合(東京都心部では25m/s以上)
このページの情報は気象庁ホームページを参考にしました。