「腕」と「二の腕」の違いと使い分け方を区別するポイント

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「腕」という言葉は人間の肩から手首までも間の部分を指す言葉です。しかし、ひじと手首の間の半分だけを「腕」と呼ぶ場合もあり、その時は残りの部分すなわち肩とひじの間について「二の腕」と呼びます。

また「二の腕」が人間の体の一部を意味するだけ言葉なのに対して、「腕」は技量や能力など抽象的な意味も持っています。「腕」と「二の腕」の違いをまとめると以下の通りです。

  • 【腕】ひじと手首の間。②肩から手首までの間。③技量も意味する。
  • 【二の腕】腕のに対して肩とひじの間。

「腕」と「二の腕」の違いと使い分け方についれ、下の欄にさらに詳しく解説しています。そちらも合わせてご覧ください。

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「腕」と「二の腕」の違いと使い分け方を解説

「腕」と「二の腕」の違いと使い分け方について、それぞれの言葉が持っている意味を確認しながら、以下に詳しく解説いたします。

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【腕】①ひじと手首の間。②肩から手首までの間。③技量も意味する

【腕】
①人間の肩から手首までの部分。ひじから上を上腕、下を前腕という。
②ことをなす能力、腕前。技量。
出典:小学館『日本国語大辞典』

【腕】人間の肩から手首までの部分

国語辞典としては最大規模を誇る小学館の『日本国語大辞典』によれば「腕」という言葉は人間の肩から手首までの間全体を指す言葉です。

そしてその腕の中心に当たるひじを境にして、上半分・ひじから肩を上腕または上膊、下半分・ひじから手首までは前腕と分類されます。

ひじを中心にして上半分・ひじから肩にかけて部分を上腕、上膊はまた「二の腕」とも呼びます。

【腕】ことをなす能力、腕前。技量

「腕前(うでまえ)」「腕を磨く」「腕が上がる」などという言葉を一度ならず使ったり聞いたりしたことがあるかと思います。

いずれも人間の能力や技量をあらわす言葉ですが、「腕」という言葉は人間の肉体の一部である「腕」という具体的な意味を持つだけでなく、能力や技量など抽象的な意味を持つ言葉としても使われる点が「腕」という言葉の大きな特徴です。

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【二の腕】腕の①に対して肩とひじの間

【二の腕】
腕の、肩からひじまでの間の腕。上膊。
出典:小学館『日本国語大辞典』

上に述べたように「腕」という言葉は人間の腕全体、ひじを中心にして腕半分、そして技量や能力まであらわす広い意味を持っています。

それに対して「二の腕」という言葉は「肩からひじまでの間」の部分を指す言葉としてだけ使われ、それ以上の意味は持っていません。

また「二の腕」があるのなら「一の腕」もありそうなものですが、残念ながら「一の腕」という言葉は存在しません。

「腕」という言葉をひじから手首までの部分に限定して使うとき、その限定された「腕」に対して「二の腕」という言葉を使います。

つまり「二の腕」と対になる言葉は「腕」です。「一の腕」ではありません。

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「腕」と「二の腕」の違いと使い分け方、まとめ

「腕」と「二の腕」の違いと使い分け方、おわかりいただけましたでしょうか。最後に上に述べた内容を一覧表形式にまとめますので理解の一助としてください。

肩から手首まで
肩からひじまで二の腕、上腕、上膊
ひじから手首まで、前腕
技量・能力腕前、腕力、腕を磨く、腕が上がる、腕が鳴る
  • 【腕】①ひじと手首の間。②肩から手首までの間。③技量も意味する。
  • 【二の腕】腕の①に対して肩とひじの間。
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