「スピリット(spirit)」と「ソウル(soul)」の違いを瞬時に理解する一点

「スピリット(spirit)」「ソウル・魂(soul)」の言葉の違いは、目に見えない世界を信じる人々によって様々な解釈がなされています。

このページでは目に見えない世界とはあまり縁がない多くの人たちが、二つの言葉の違いを瞬時に理解できるポイントをお伝えしています。

「スピリット(spirit)」と「ソウル・魂(soul)」の違い

「スピリット(spirit)」と「ソウル(soul)」は、それぞれ日本語では「spirit:霊、精神」「soul:魂、霊魂」と訳され、ともに【死後にも存在し続ける目に見えない何か】をあらわした言葉です。

外来語のため、英語が不得手な方には区別するのが難しいこの一対の言葉ですが、そもそも英語圏ではどのように定義されているのか。

その点を調べると、意外にもこの二つの言葉は簡単に区別がついてしまいます。使い分けも簡単に出来るようになりますよ。

以下にご説明いたします。

【スピリット(spirit)】

【spirit】
the part of a person that many people believe continues to exist after death
筆者訳:多くの人が信じることが出来る、死後にも存在し続ける亡くなった人の一部
出典:マクミラン英英辞典:Macmillan Online Dictionary

「ホンダスピリット」という言葉を聞いたことはありませんか?

「ホンダスピリット」の「ホンダ」とは自動車やバイクの製造メーカーとして有名な「本田技研工業」のことです。

「本田技研工業」の創業者である本田宗一郎氏は「本田技研工業」という会社が追求すべき夢や理想を言葉に残し、氏の思いは今も同社に連綿と引き継がれています。

ところで本田宗一郎氏は、すでにこの世の人ではありません。

しかし本田宗一郎氏が残した夢や理想が今も「本田技研工業」の社内に存在すると言われたとしても、この表現に違和感を感じる人はほとんどいないはずです。

(「ホンダスピリット」が今の経営の中に生きているかどうかの議論は、ここでは一旦脇に置いてください)

「ホンダスピリット」のように、亡き本田宗一郎氏の一部が社内に残っていると、多くの人が自然に受け入れられる性質のものが「スピリット(spirit)」です。

【ソウル(soul)】

【soul】
the spiritual part of a person that most religions believe continues to exist after their body dies
筆者訳:多くの宗教家なら信じている、死後にも存在し続ける亡くなった人の霊的な一部
出典:マクミラン英英辞典:Macmillan Online Dictionary

上に述べたのと同じように「ソウル(soul)」についても「本田技研工業」を例にとって考えてみましょう。

本田宗一郎氏の亡き後も、本田宗一郎氏の霊魂は社内にさまよっている!

上に記した表現を、多くの人が自然に受け入れられると思いますか?間違いなく大部分の人は荒唐無稽なホラー映画のようなたわ言だと一笑に付すことでしょう。

一方で宗教家や霊能者なら信じる人がいるかも知れません。

このようなケースで用いるのが「ソウル(soul)」です。

「スピリット(spirit)」と「ソウル・魂(soul)」の違い、まとめ

「スピリット(spirit)」と「ソウル・魂(soul)」の違い、ご理解いただけましたでしょうか。以下にまとめたように理解していれば、使い分けも簡単になるかと思います。

  • 【スピリット(spirit)】多くの人が、死後にも存在すると納得できる
  • 【ソウル(soul)】宗教者など限られた人だけが、死後にも存在すると信じている

このページがあなたのお役に立てれば幸いです。

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